冨樫さんがきた

中部こすぎ

2012年11月23日 12:00

中国内モンゴルで活動する
オイスカ・アラシャン砂漠生態研究
研修センター所長の冨樫さんが
20~22日の日程で、来豊した。

光岡会長がNPO法人グリーングラスロッツの
理事長をしていて、同法人はこれまで内モンゴルへ
5回の環境スタディツアーを実施している。

小学校2校、中学校2校で講演、
その間隙を縫って、企業をまわり、
忙しいスケジュールでしたね。

現在の日中問題の影響で冨樫さんのプロジェクトは
寄付が半減。
活動費を寄付だけでなく、自ら事業を興し、
活動資金をひねり出す決意を彼はした。

そこで今、冨樫さんが動いているのが
薬用酒の開発。
国内酒造メーカーと協同して販売に向け
東奔西走している。

冨樫さんの指導で地域の村に薬用酒の
原料になるニクジュヨウの栽培も進めていて
これは順調で、村の人々に現金収入をもたらしている。

冨樫さんの夢は
「砂漠緑化で世界一の技術の確立」

中国駐在12年。
妻子を残して9年。
最初は公安に鉱物探査のスパイ容疑で
2年間もマークされていたという。

日本人が中国で植林??
まったく理解が得られず、キチガイ扱いされながら
始まった、冨樫さんの活動は、内モンゴルの
人たちの理解と信頼を勝ち取った。

日中の氷の壁を崩す技術を彼は持っている。
















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