お母さんの思い

中部こすぎ

2013年09月13日 18:50

当時井郷中学校生徒だったKさんは
学校の職場体験でオイスカに通い、
大変明るく積極的だったので、良く
覚えている。

中学校卒業後は、まったく会うこともなく、
忘れていたが、Kさんのお父さんとお母さんが
来所され、交通事故に遭い、亡くなったことを
聞いたときは耳を疑った。

お母さんの話では、Kさんの遺品を整理したところ、
日記がみつかり、オイスカでの体験も書いてあり、
娘さんが国際協力に関心を持っていたことに驚いたと
おっしゃっていた。

日記には当時オイスカでの職場体験のことも
綴られており、オイスカでの活動をきっかけに
看護婦になって、世界の困っている人を救いたいと
志を立て、日赤の看護大学へ進学したという。

いよいよ卒業、看護婦の道を踏み出そうとした
その時に、事故にあったという。

お母さんは、Kさんに日記をまとめて
本を出版することを約束したそうだ。

今日、お母さんが来所され、Kさんの日記をまとめた
できたばかりの本をいただいた。

今日与えられた生の時間に感謝して、
拝読します。



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