何も起こらない幸せ
土曜日、センターでハイチ地震報告会がありました。
スピーカーは元オイスカ中部ボランティアの川辺さんと
奥様のフローさん。
川辺クンは現地でハイチの会という名古屋に本部を置くNGOで
活動をしていて、丁度車の運転中に地震に遭遇、運よく夫婦ともども
無傷であった。
そんな彼からの報告会があったわけです。
ハイチは四国の約1.5倍。
人口は961万人。
そのうち7割が首都に集中しているそう。
家は密集、レンガ積みの簡単な構造で、
周辺の山は禿山で、水はお隣のドミニカから
供給されている。
失業率が高く、大西洋の最貧国とも言われる。
そんなハイチに襲った巨大地震。
死者23万人
負傷者30万人
家屋倒壊100万人
被災者370万人
という想像を絶する地獄のような被害であった。
250年間大きな地震がなかったそうで、これからハリケーンの
季節もあり、心配は更に増す。
こうなると、生きているだけで幸せ、
生かされたという気持ちがわいてきます。
今日一日、地震がない幸せ。
今日一日、事故がない幸せ。
今日一日、ご飯が食べられる幸せ。
今日一日、仕事ができる幸せ
今日一日、暖かい布団の中で眠れる幸せ。
今日一日、仲間に囲まれて過ごせる幸せ。
これって、当たり前じゃなくて、奇跡かも。
こんな何気ない、当たり前の中に「幸せ」の本質が
ある気がするんです。
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