さくらの話2

中部こすぎ

2010年03月31日 07:28

今朝は寒い!!ですねえ。
昨夜の設楽も寒かったなあ。
今日はセンターでお花見。
スタッフ・研修生・日本語の先生を交えての
さくらの下でのお花見会です。

さて、引き続きひすいこたろうさんの
メルマガでの「さくら」の話をみなさんと
分かち合いたいと思います。
ひすいさんのメルマガはオススメです。

以下転送。それではお楽しみください。


春になる直前、必ずこんなニュースが流れます。

「桜(ソメイヨシノ)の開花予想です」




開花予想ですらニュースになるのですから、
咲いた日には間違いなくトップニュースになります。



それどころか、1ヵ月以上かけて桜前線を追うのが日本の春の風物詩。

戦争に苦しんでいる国や、
ニュースすら見られない国の人々はきっとこう思うはずです。







「わたしも桜の花が咲くのがニュースになる国に住みたい」と。




ある歌で、
北に住む人は幸せで、その理由は春を迎える喜びを感じる気持ちが強いから、
といった歌詞がありましたが、これ、日本人のことを言っているのではないかと思うのです。



でも、桜ってよく考えたら、嫌われる条件をすべて備えているんです。


・花が咲く期間がとても短い。
・虫がつく。
・枝振りがグニャグニャで資材として加工しづらい。

手間がかかるわりにリターンが少ない木ってことですから。




でも、こんな木を日本人はこよなく愛してきた。





手間がかかってもいいじゃない。
短くたっていいじゃない。


1年に1週間だけでもいい。
人を感動させられる。
そういうものに僕らはなりたい。


それが日本人です。

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