「幸せ」雑感
ある男が神様と契約をした。
「ありったけのお金を手に入れたい」
神様は男の希望をかなえるために
ひとつ条件をだしました。
「お金はいくら使っても尽きない程与えよう。
その代わり、自分ひとりだけにそれを使うように」
男は喜んだ。
当たり前。
自分のために使うのは当たり前。
その日から男にとって、自分が望んだ生活を手に入れた。
映画は見放題!
だけど、ひとり。
豪華な食事は食べ放題!
だけど、ひとり。
車も新車で乗り放題!
だけど、ひとり。
レストランで毎晩豪華なディナーで食べ放題!
だけど、ひとり。
海外旅行も行き放題!
だけど、ひとり。
大好きな温泉も入り放題!
だけど、ひとり。
使っても使っても、使い切れないお金がある。
だけど、ひとり。
さて、この男はこの世に生まれた「幸せ」を手にいれたのだろうか・・・
「幸せ」とは・・・
どんな映画をみるかではなく、誰と映画を観るのか。
どこへ旅行に行くのかではなく、誰と旅行へ行くのか。
どんな料理を食べるのかではなく、誰と一緒に食べるのか。
どんな車に乗るのではなく、だれを乗せて車ででかけるのか。
結局目の前にいる家族、友人、職場の仲間のために
時間やお金を使えることが「幸せ」なんじゃないかな~。
目の前にいる人のために自分は何が出来るんだろう。
目の前にいる人が喜んでくれるために自分は何が出来るんだろう。
そのために「頭」や「手足」を神様があたえてくれたんじゃないかなあ。
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