火の鳥
手塚治虫のマンガ「火の鳥」を読んでます。
http://www.kadokawa.co.jp/sp/200403-07/
8巻まで読みました。
子供時代に読んだマンガですが、内容は思い出せません。
ところが読み返すと、内容が鮮やかに思い出されるんですね。
で、子供時代に読んだ、火の鳥と今読んだものとでは
内容の受け止め方が違いますね。
火の鳥という不死鳥がいて、
この鳥の生き血を飲むと不死の体が手に入る。
人間たちはこの伝説の鳥を捕まえようとするが
つかまらない。
人間は古今東西永遠の命を求めている。
猿田という鼻が腫れてる人物が何度も生まれ変わりして
物語に登場する。
手塚治虫は「火の鳥」を未来現在過去と自由に飛ばしながら
宇宙的な視点から地球と人間の歴史を見つめ、警鐘を鳴らしている。
著者が描く未来の地球。
人口が爆発し、環境悪化で人類は地下都市を築き、
さらにはロケットを飛ばして地球を離れ、別の惑星での生活。
ロボットが人間のように立ち回り、働く世界。
便利で快適さを手には入れたが、人々は満たされない。
みな「地球」を懐かしみ、破壊しつくされた地球への
望郷の念は強まるばかり。
このマンガは子供が読んで終りはもったいないな。
子供時代に読んで、大人になったらもう一度。
最低2回は読んでみたい本です。
「火の鳥」を読もう。
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